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カラル
KARAL
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アメリカ大陸最古の都市
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紀元前3000年〜1500年に栄えた「アメリカ大陸最古の街」のカラル遺跡はリマから北へ158Kmの Supe(スペ)渓谷に位置し、現在まで18の居住区が確認されている。
遺跡から発見された植物の炭素測定で、今から約4600年前に栄えた文明であることが明らかになったカラル遺跡は、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明と同時期のものと考えられる。
カラル遺跡には、およそ65haの面積の中に円形劇場ピラミッドや、エリートの住居があり、遺跡発掘現場で見つかった32本のフルートは、この遺跡で発掘された中でも最も大きな驚きの一つだった。これらのフルートは、コンドルとペリカンの骨から作られており、古代の住民の生活の中で重要な位置を占めていたと考えられている。2001年には研究員が各フルートの音色を再現する、“ARCHAEO-MUSICOLOGICAL” (考古音楽学)のワークショップを開催し、紀元前3000年当時の居住者が聞いたかもしれないフルートの音色を再現した。ペルー政府は“Proyecto Especial Arqueol揚ico Caral-Supe(PEACS)” (カラル遺跡特別プロジェクト)を立ち上げ、現在も保護と研究を続けている。
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